#5
2019.05.26
ナナニジライブ#5でした!
まず最初に、会場を彩ってくれたアツいメンバーを紹介するぜっ。

かわいいいいいい
いちばんわかりやすいところにあって、とっても元気もらいました
ほんとにほんとにありがとうっ。

中国のファンの方から!お祝!

悠希ちゃん宛も!
全部持って帰りたくなった:3
ぬいぐるみを攫って来れなかったのが、このライブでの心残りであった。
次からは見つけたら何がなんでも攫って来るように、もどきさんと約束しました。
今回のセトリすごく好きだったな〜。
理解者→やさしい記憶→未来があるから→絶望の花→韋駄天娘→(ソロコーナー)→叫ぶしかない青春→不確かな青春→循環バス
循環バス終わりが好きなのかな。
EDテーマ感あって。
あと、ジャグリング!
私がやったのはボールだけだったけど、他の道具にも挑戦したメンバーもいました。
ディアボロと皿回しは少しだけ触らせてもらったんだけど、全然できなかったよ。。
見てるだけだと、本当に軽々とやってるから簡単そうに見えてたけど、あんなに難しいとは。
みんなよく頑張った!!
私も、苦手なボールと少しだけ和解できた気がします。
そして。
今回、ソロコーナーを担当させていただきました。
演目は¨朗読¨。
私達は、過去に朗読劇のイベントをさせていただいたことがあります。
2年前の4、5、6月。
ナナニジ初めてのイベントは、秋元先生書き下ろしの脚本での朗読劇。
その年の12月24日のクリスマスイベント。
私は、夢野久作の「どろぼう猫」を読みました。
他にも朗読SHOWROOMや、そこから派生した朗読女王決定戦などなど。
最近では皆さんに朗読をお見せする機会はかなり減ってしまって。
でも、演技レッスンでは朗読ももちろん続けていたのです。
それ以外にも、ラジオとか、お仕事で少しずつ培ってきた経験。
今回はその成果を披露したくて!
脚本、演出から自分で作ったお芝居をさせていただきました。
自分で書いたお話を自分で演じるのは、計算中の企画以来です。
朗読としてしっかり書いたのは今回が初めてでした。
見に来れなかった方のために、簡単に物語を書き起こしてみましたのです。
地の文と省いた文が混在してます。
わかりにくかったらごめんだ。
ひねくれ者でクラスの隅っこの主人公¨私¨と、誰からも愛される太陽のような女の子¨みーちゃん¨のお話。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
願ったって叶わない。
私の願いを叶えるにはもう遅すぎるから。
過去の自分を捨てなければ、新しい自分にはなれない。
だから、私はもうすぐこの街を出る。
新月の夜、足元はいつもより暗く感じた。
私はある夜、1人で思い出の公園にきました。
小学校の頃、みーちゃんと毎日二人乗りをしたブランコに腰を降ろす。
星の降る夜、またもう一度二人でこの景色を見ようと約束していました。
しかし隣には誰もいません。
出会いのきっかけは、吹奏楽部で孤立し、一人ぼっちになってしまったみーちゃんに声をかけたこと。
一人は平気。でも憧れのみーちゃんには一人ぼっちは似合わない。みーちゃんの隣にはいつも誰かの笑顔があったから。そんなみーちゃんに私は憧れているから。
友達になった二人。
しかし、中学でクラスは離れ、私はクラスで一人、いじめにあってしまいます。
みーちゃんのように、勉強も部活も頑張った。
それでも私はみーちゃんのようには輝けないと知った。
二人で居るから知れた暖かさ。
しかしそれと同時に、二人で居るから知ってしまったみーちゃんへの劣等感、一人ぼっちに戻ることの寂しさ。
もしも友達になんてなっていなければ、こんな気持ちにならなかったのかな。
望まなければ知ることのなかった苦しみ。
毎日迎えに来てくれたみーちゃんを無下にして、私は家に引きこもってしまいました。
罪悪感から逃げるように、東京の大学への進学を決めこの街から出る決意をした私。
この気持ちを背負ったまま大人になってしまうのか?
…そんなのは嫌だ。
もう遅いとわかりながらも自分の願いを口にします。
「みーちゃんに会いたい。みーちゃんに会って謝りたい。もう一度、この公園で一緒にブランコに乗りたい。」
その瞬間、遠くの空で流れ星が光る。
その時突然目の前に現れたみーちゃんは、流れ星の奇跡が見せてくれた夢なのか、それともあの約束を覚えていて、こうして会いに来てくれたのか。
「私ね、みーちゃんに憧れてたんだ。みーちゃんみたいになりたくて、でもなれなくて。黙っていなくなっちゃった。……大好きだったのに。」
劣等感の裏側にあった大好きの気持ちを思い出した私。
「みーちゃんはもう私のことなんか嫌いだと思うけど、あやまらせてください。本当にごめんね。」
みーちゃんにあって、謝ることが出来た。1つ目の願いが叶う。
「本当はね、この街から逃げて、全部色々あったこと忘れるつもりだったんだ。でも、一人はやっぱり怖いよ。みーちゃん
と離れて、私ちゃんとやって行けるのかな…?」
弱気になってしまった私に、みーちゃんが語りかけます。
「二人乗りってね、片方だけが頑張っても絶対に上手くいかないんだよ。2人で協力してバランスをとるから、高くまで漕げるの。」
「もし、あの時声をかけてくれなかったら、友達になってなかったら、こんなに高くまで漕げなかった。」
「でも、もう二人乗りにこだわる必要は無いんだよね。私達はもう、一人ずつでもきっと大丈夫。」
「だからね。笑って?」
一緒にブランコに乗りたいという願いは、叶わなかった。でも、叶える必要は無かった。
一人乗りのブランコ。やっぱりまだ寂しいけど、これからはそれぞれの乗り方を1人で探しに行くんだ。
願ったって叶わない。
それでもどんなに遅くても、願わないことには何も始まらない。
忘れる必要なんて無かった。
出会ったことで知った喜びも苦しさも、全部未来の私に繋がっている。
空を見上げた。
新月の夜空は、星達がいつもよりも明るく輝いていた。
おしまい。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
色々な思いを込めました。
Twitterとかで皆の解釈を見て、色んなことを汲み取って想像してくれたんだなって、とても嬉しかった!
誰しも、忘れたい思い出ってあると思います。
でも忘れられないんだよね。
とくに、自分でけじめがつけられないまま終わっちゃったことって、ずっと尾を引き続ける。
このお話は、そんな思い出を昇華させるべく書いた物語です。
文字に起こすことで気づいた気持ちが沢山ありました。私本当はこんなこと考えてたんだ、って。
(ここで¨私¨だと紛らわしいな…。ぼくでいいか!)
書くの、苦しかったよ〜〜〜。
でも書くこと以上に、それを周りの人に見せるのがすごく嫌だった。
恥ずかしいし。
自分の生き方とか、ひねくれた性格丸わかりって感じで。
自分で決めたことなのにね〜。
でもやっぱり自分の書いた本って、すごく感情が乗せやすいです。
練習中は気持ち入りすぎて泣いちゃった。
みんなの前で泣いちゃったらどうしようってドキドキしてたけど、不思議と1番落ち着いて出来たのが本番でした。
そして1番気持ちを込めてできたのも本番だった。
涙が零れないように自分の中に留めて、その涙の分のエネルギーを言葉に込めました。
読み終わって、皆さんからの拍手を聞いてすごくホッとした。
このお話は、言ってしまえば自分のために書いた話だったんです。
願って期待して苦しむこともあったけど、願うことを諦めることはしないって、あの場でもう一度自分と約束した。
「願えば叶う、何事も」って、悠希も言ってたもんね〜
自己満足で、自分勝手で。
そんなぼくには勿体ないくらいの拍手だった。
袖に戻った瞬間泣きました。にーなさんも泣いてた。メンバーも。
見守ってくれてありがとう。
あたたかい拍手をありがとう。
ぼくのしたことでなにか少しでも、人の心を動かすことが出来てたらいいな。
明日への活力になれたらいいな。
苦しんでる人を救うことが出来たらいいなぁ。
それが自分を救うことにもなると思う、
と、勝手ながらこれからも思い続けるのです。

と、ここからは演出のお話を。
星の見える公園が舞台のお話なので、背景に電飾を付けていただきました。
最初は無理かも……との事だったので、実現してすごく嬉しかったです!
直前までなかなか台本が確定しきらなくて、BGMの流れ出しとか、SEのタイミングとかで、スタッフさんをすごくハラハラさせてしまいました。すみませんでした〜!!

これは台本。
1冊の本を読んでいるみたいにしたくて、できる限りギリギリの小ささにしました。
これ以上小さいと、ページ数増えて沢山めくらなくちゃいけないから。
小説みたいに見えた?
タネ明かしをすると、

中身はノートでした。
このノートに、印刷した台本をぺたぺた。
ブックカバーで表紙を隠して完成!
いつかは本物の本で出せたら素敵だな。
あと、改めて作家さんの凄さを感じました。
こんな感じにしたいな〜ってなんとなく思っても、それをそのまま文章に出来なくて!
なんて私はこんなに書けないんだ。。それに比べて秋元先生は。。。ああ羨ましい。。。妬ましい。。
秋元先生の才能に嫉妬したのは初めてです。笑

そしてセーラー服!
ぼくの学校はブレザーだから、着たかったんだ〜。
半袖か長袖で迷ったけど、半袖にした。
でも流れ星見に行く装備にしては寒そうだ。
私ちゃんすごすぎ。
・・・・・・・・・・・・・・
あと、るーりー。
びっくりするくらい泣いてました。
ライブ練習のとき、
ソロコーナーの後のMC練習で何故か泣くるーりー。
いや、いや…
まだメンバーの前で1回も読んでないから!!!
見てないのに泣くの!?!?
はやいって!!!
もう…!面白いなぁ!
ライブ前日の練習のとき、るーりーに聞いてもらいました。
遅くまで付き合わせて申し訳なすぎたけど、本番前に聞いて欲しかったんだ〜〜。
リハ、本番でも泣いてた。
ライブ終わりの夜、電話くれて。
帰り道、近所の公園でブランコに座りながら。
…なに?エモ〜〜〜。
すごく褒めてくれた。
練習の時は最後の方少し暗かったけど、本番は明るい演技が出来てて良かった!って。
優しいなぁ本当に。
こんな言い方であまり良くないかもだけど、るーりーの涙は、なぜか最終的に笑顔になっちゃうなあって思ってて。
演技のレッスンとかでも、本人はそんなつもりじゃなくても、悲しい演技を悲しくなり過ぎずにできるというか。
るーりーの声は、明るい。
コメディ向きというか。もちろんそれだけじゃないけど。
聞いてて苦しくならないのが、すごく好き。
私は普段の話し声とかもすぐ暗くなっちゃうから、そのるーりーの明るい声に沢山引っ張ってもらってる。
いつもありがとう。
私にとっても、やっぱらるりは特別な存在!
1ヶ月悩みに悩んで、いっぱい頑張った!
自分を褒めてあげられる成功体験になったかなって思います。
その姿を皆に見てもらえてよかった!
お見送りの時、短い時間で精一杯掛けてくれた言葉、絶対忘れないです。
来月はみずはんのソロコーナー!
一つ思うのはね、なっちかなえるサリー私と、徐々にエモい感じの流れを作ってしまったなぁって。。
なんかごめん。。エモくしてごめん。。。
ソロコーナーは、それぞれのやりたいことを自分らしく表現してほしい!!
あんまり気負いせずにやってほしいな〜。
みずはんの笑顔がたくさん見れますように!
それでは。
久しぶりのブログ、最後まで読んでくれてありがとう!
🐈れったん🐈